子どもたちの大学費はすべて、奨学金や教育ローンなどを借りずにわたしたち親が支払っている。
いまや、奨学金においては大学生2人に1人が300万から500万円を普通に借りる時代。
お金を意識することはたいせつだ。
けれど、お金にばかり気を取られ、お金ばかり追いかける人生を子どもたちには送って欲しくない。
特に年齢が低ければ低いほど、挑戦や経験に時間やエネルギーを使うべきだというのが、わたしたち夫婦の意見だ。
体力のある10代、20代にアルバイトや低賃金労働などに明け暮れて、貴重な時間をお金に替えることほどもったいないことはない。
その時間を読書や勉強、初めての経験に充てることで未来への投資になる。
目の前のエサに飛びつくより、さらに良いモノを獲得するべく自分を育てる。
そんな『自分育て』の時間を子どもたちに与えるために、大学費は親が支払うことにしている。
さらに、子どもたちが大学で得た知識や知能をつかって、社会や世の中の役に立てれば幸いだ。
(子どもたちの学歴や功績をつかって、まわりからチヤホヤされるために支払うお金は、ムダ金だと思っている。)
何が正解で、何が間違いかは関係ない。
ただ、『なんとなく奨学金を借りる』、『なんとなく親が支払う』のではなく、明確な目的やゴールを明示したうえで、人生3大出費と呼ばれるうちの1つである教育費を支払いたいもの。
おまけ。
わが家で子どもたちが小さい頃から常備してあるコピー用紙。
計算式や漢字、英単語の練習などする際、サッと取り出せるようリビングの机の近くに置いてある。
おかげで特に通塾しなくても自ら勉強したり、テストで好成績を修めるように。
(コピー用紙は滑りが良いので、スラスラ書きやすい)
親がガミガミ言う前に、子ども自らが積極的に勉強に取り組む環境を作る。
『勉強』は、おとなになってからも最低必需習慣だから。