子どもとスマホの付き合いかたについての書籍が、次々と世に出てきている。
スマホによって脳が破壊されるなど、読んでいて怖くなるような内容が多い。
とはいえ、現代においてスマホを持たないほうがマイノリティになり、友人関係などが上手くいかないという別の問題が浮上するというもの。
ただ、長い目で見ると、やはり子どもたちにとってこれ以上は無い楽しい『オモチャ』の出現により、学業や生活リズムに影響を及ぼすことは否めない。
わが家では子どもたちが義務教育時代が終わるまで、スマホはもちろんだが、テレビやゲーム機、テーマパークとの付き合い方にも慎重になっていた。
なぜならそれらは『受け身』の『娯楽』だから。
主体性をもって能動的に『娯楽』を見つける練習を子どもたちの脳が発達し切るまで続けていた。
たとえば、自然のなかで遊ぶこと、廃材を使ってのモノづくり、大人が興味を持つような博物館や美術館、科学館へ足を運んだり、クラシック音楽鑑賞や城跡巡りなど、自らが楽しみを見つけるような環境づくりに徹してきた。
そんな『なにもないところから楽しみを見出す』術を身につけたうえで、スマホを持たせると自分を律しながら生活することができる。
『自律』さえすれば、いくつになってもなにも言わなくても読書や勉強、スキルアップのために自らを操縦できるようになる。
スマホを禁止したり、持たせないなど対策を練る前に、親がすべきことは子どもを『自律』させることだ。
13歳で急速に脳が発達し終わる前に、スマホなどの受け身の娯楽を遠ざける環境をつくりたいもの。
おまけ。
伊坂幸太郎さんの『グラスホッパー』シリーズが、今年9月に発売されるとのダンナさん情報。
子どもたちも大好きなシリーズなので、だれから読むか議論になりそうだ。