わたしが実践している、子どものやる気を伸ばす方法のひとつとして、
『まずできていることを褒める。そしてさらに良くするには?』
というもの。
これは子どもだけでなく、パートナーや他人のやる気を引き出すことにも有効だ。
多くの人は、
『できていないところを指摘して、改善させたい』
という方法を取りがちだ。
マイナスからプラスにするにはエネルギーがたくさん必要だし、たとえ改善したとしても一時的で長くは続かない。
それよりも、プラスの部分を見つけてさらにプラスにしていくこと。
そうすれば、本人はどんどん能動的に行動していく。
人間は所詮、外部からの圧力(受動的行動)では表面的に変わったように見えて中身は変わらない。
ホメオタシスが働くため、自分の基準にいつのまにか戻っている。
自分の基準は自分でしか動かせない。
それを手助けする術として、もっとも有効でかんたんな方法が
『どんなに小さなことでも良いから、その人なりの良いところ(他人ができないところ)を褒める。』
→『そのうえで、やさしく要望を伝える。』
人間、だれしも必ずその人なりの良いところは持っている。
たとえどんなに小さなことでも。
(それに気づかないのなら、本人の観察能力に問題がある。)
マイナスからプラスではなく、
プラスからプラスへ。
次第に相手や自分に対する信頼が生まれることは間違いない。
おまけ。
『バンクシー展』がいよいよ大阪・南港で開催。
本を読んで予習中。