街路樹が秋色に染まる11月初めの昼下がり、妹の誕生日を母と3人で祝う。
妹とわたしは、むかしから何もかも正反対の性質を持っている。
妹はわたしとちがって、ブランド好き、車好き、洋服はブラック中心、言いたいことをはっきり言う反面、まわりへの気遣いが過ぎてメンタルや体調を崩すことが多い。
自分たちやまわりの兄弟・姉妹を観察していていつも感じることは、驚くほど性格や身なりが正反対になるということ。
それにより、兄弟・姉妹は、お互いが『鏡』だということにつくづく気づかされる。
自分の持っていない部分を具現化してくれているもう一人の自分。
その部分を認めることこそが、さらに自分の成長へと繋げられられるポイントだと思う。
場合によっては、お互いの考え方を認められなくて仲違いをしてしまったり、絶縁してしまうケースもあるだろう。
だが、お互いが『自分は正しい。相手は間違っている。』だと、同じレベルの世界で堂々巡りをしていることにほかならない。
自分自身の鏡である兄弟・姉妹の『在り方』『考え方』『ライフスタイル』をまずは認めること。
それにより、今よりもっと人間的に成長することが可能に。