過保護の定義は人それぞれ。
ただ、過保護が過ぎると子どもの自己肯定感が育たない。
自己肯定感が育たないと、他人から認めてもらうために『必死で頑張る』性格になる。
すると、おとなになってから、精神の病気や身体にまで影響を及ぼす。
『自分は親からどんなときでも信頼されている』という確信を築く。
そのためには、先回りをして子どもが失敗させないようにするなど、親が干渉しないこと。
子どもたちがまだ小学生低学年時代は、近所の子どもたちとよく遊んでいた。
仲が良い反面、ケンカが勃発することも。
そのときにいちいち仲裁に入ったり、自分の子どもが仲間外れにならないよう、見張る親御さんがいた。
表向きはわが子の心を傷つけたくないように見えるが、実際は『わが子が傷つく姿を見たくない』という自分の心を守るための行為だ。
過保護とは所詮、子どもの将来を見据えず、親が自分の保身のためにするもの。
なので、先回りをして子どもの失敗や傷つくことを排除するのではなく、
『どんなことがあってもあなたは大丈夫。』
と子どもを信頼し、すこし後ろから見守る子育てを楽しみたい。
おまけ。
大阪城ホールにて、あるアイドルグループのコンサートに行ってきた娘さん。
一人でレストランに入って夕食を済ませ、一人で人生初のライブへ。
たくましく成長した彼女の姿に親として安心感を得る。