見えるもの、見えないもの。

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実家の仏壇へ、2023年、最後のご挨拶に。

 

葉牡丹入りの艶やな花束を供える。

 

先祖供養を何よりもたいせつにする母。

 

だからというわけでもないが、かならず彼女がピンチの際、奇跡のように助け舟が入る。

 

母を通じ、『見えないものの存在』を信じざるを得ない出来事を何度も目の当たりにしてきた。

 

見えるもの、見えないもの、どちらも大切だと年を重ねるごとに気付かされる。