↑明け方の和室。
障子から入る自然光を眺める。
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人間ならではの『親切心』。
物心ついた頃から親に幾度となく聞かされてきた言葉だ。
親切心からの行動といってもそれが本当に『親切な心』から来るものなのか、『見返りを求める心』から来るものなのか、一度立ち止まることが必要だ。
「こんなにしてあげているのに。」
という気持ちが他者に湧いてくるのなら、それは親切心や奉仕の心ではない。
自分の心が満たされていないうちは親切心など湧くはずもなく、自己犠牲からの行動は自分の心をすり減らすだけになる。
やりたくないことを無理してやっていないか、
言いたいことをガマンしていないか、
周りの目ばかり気にして取り繕っていないか、
・・・など自分に質問を投げかけてあげながら湧いてくる感情に対し、ひとつひとつ丁寧に向き合う。
真の親切心とは自分の心のベースができてはじめて生まれるものだ。