自分が相手に伝えたいことの本質は、自分が思っているより相手に伝わっていない。
まずは、この事実を受け入れる。
そして、伝えようとすることを『あきらめる』。
上司が部下に仕事のノウハウを伝えようたり、販売員がお客さまに商品の良さを提供したり、親が子どもに立派な人になるよう諭そうとしても、『本人は本人都合でその情報を受け取る』からだ。
それは育ってきた環境や固定概念、脳の構造からして、人はすべて興味を持つところが違うため。
だから本質を伝えてたければ、相手の視点に立つことが必要になってくる。
小学校養護学級の介助の仕事をしていたころ、いかに自閉症の子どもにこちらの要望を伝えることができるのかと奮闘する日々を送った。
結果、相手の興味、関心、好きなモノを知ることにより、相手の視点に立つワザを覚えた。
それが自分の育児に反映され、子どもたちの視点に立ってからの言動、行動に結びつく。
いまでも接客業や人付き合いにおいて、それらの経験が生かされている。
本質を伝えたいなら、相手の情報を知り、そして相手の視点に立つ。
一朝一夕では不可能だが、続けていくうちにいつの間にかできるようになっているもの。
おまけ。
韓国旅行帰りのお客さまにいただいたお化粧パック。
いつもわたしの顔を見に、お店に立ち寄ってくれるNさま。
嬉しくもありがたい限り。