冬のランニングはきついけれど。

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絵の具で描いたような早朝の空。

 

雲がより立体的に見えるのは、グレーのアウトラインのせいだ。

 

この日の朝の気温は2℃。

 

加えて、強風注意報が発令。

 

ランニングするにはちょうど良い気温だが、向かい風だと前に進まず苦戦を強いられることも。

 

このときに頼れるのは自分の精神のみ。

 

無心で足を運ぶうちに、雑念が取れ、いつのまにか目の前のものだけに集中している。

 

そして真っ暗な空が次第に色を帯びて行く様を目に入れる。

 

走り終わったあとは、まるで瞑想を終えたかのようなすっきり感とささやかな喜びを味わう。