野いちごとともに蘇る記憶。

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大型連休中の早朝は、いつもと違うコースを娘さんとランニング。

 

長い長い坂道の途中で見つけた野いちご。

 

山を切り開いて作られたつくられた、大きな道路の脇にひっそりと実をつけていた。

 

以前はたくさんの野いちごがこの辺りに連なっていたのだろう。

 

幼少期に父と野いちご狩りに山奥まで行って、歩き疲れたわたしをおんぶして山を降りてくれた。

 

そんな思い出を娘さんに語りながら、また走り出した。

 

遠い過去は都合よく自分なりに美化されるものだ。

 

ただ、両親やまわりの人たちから注がれていた、たくさんの愛情を今になって味わっている。