明け方の月を仰ぐ時間。
早朝は排気ガス少ないせいか、夜の月よりもいっそう澄んで見える。
毎朝4時から朝ごはんやお弁当づくり。
家族が起きる前に部屋を整えて、暖房器具で暖めておく。
子どもの頃、毎朝起きたら祖母がキッチンで朝食づくりをしていた。
鍋から出る湯気やカチャカチャという食器の音に、なぜだか安心感をおぼえた。
そんなちょっとした安心感を誰に対しても、薄皮一枚一枚重ねていくように与えたい。
『安心』という感情は、人間にとって物事の最もベースになるものだから。