明け方の空が楽しみな季節に。
午前4時半。
凪のような空気感が漂う。
ボーっと眺めているだけで、未来の不安や過去の後悔などどうでも良くなる。
鳥とカエルの声がただ鳴り響くだけの世界。
最近、実家の屋根裏に、アライグマの親子が住み着いたという報せを母から聞いた。
いつのまにか居なくなっていたらしいが、しばらくは母もアライグマの声や物音に、頭を悩ませていたらしい。
人間からすればアライグマは『侵入者』だが、自然界から見れば、人間のほうが『侵入者』なのかもしれない。
自分を含め、だれもが自己中心であるが故に日常を脅かすものに腹を立てたり、煩わしさを覚えるものだ。
もっと視野を広げて世界視点、さらには宇宙視点で物事を捉えていきたい。