『感情的になると頭が悪く見える』。
この本、安達裕哉さんの『頭のいい人が話す前に考えていること』で、はじめに衝撃を受ける文章だ。
怒りで相手をコントロールしたり、ねじ伏せたりすることは、どんなに正論を言おうと、『キレる人=頭の悪い人』としてレッテルを貼られてしまう。
つまり、
『感情的になった時点で負け』。
仕事やクレーム対応、子育て、親子やきょうだい、夫婦など、すべての関係性において通用する思考法だ。
わたしも以前、親や子どもたちに対し、『怒り』という感情でコントロールしようとしたことがある。
けれど、どんどん事態は悪化。
相手に怒りをぶつければぶつけるほど、心が疲弊するばかりで、相手はなにも変わらない。
そしてあるとき、
『感情的になるのは、カンタンだが最も卑怯な方法』
という考えに出逢う。
その頃から感情的になりそうになったら、いったん冷静になること、気持ちを沈める訓練をはじめた。
感情を出すことも時にはたいせつかもしれない。
けれど、それにより得られるものはなく、まわりからするとマイナスでしかない。
この本に出会い、感情との向き合い方についてさらに深掘りできたことに喜びを感じる5月下旬。