どんな行動を毎日繰り返しているかで、その人の性格は形成される。
それはまるで、薄い層を重ねていくかのように、目には見えないレベルで作り上げられる。
なので、一度作った性格は簡単には変えられない。
もし変えたい意志があるならば、再び時間をかけて違った行動を繰り返すよりほかはない。
わたしは以前、なんでもマイナスに捉えて不安や不満ばかり口にする性格だった。
その当時の習慣と言えば、
・起床と就寝時間がバラバラ
・まわりの人より自分を良く見せるための買い物をする
・常にテレビが点いている
・運動など体を動かさず、どこへ行くにも車移動
・・・などが挙げられる。
そんな自分の性格や生活に嫌気が差し、少しずつ自分の憧れの人たちの習慣を真似していった。
特に読書習慣がある人たちは、どこか落ち着きがあり、言葉の端々に余裕を感じ、人生を俯瞰的に捉えられていることに気づく。
それからは本屋さんや図書館に通う習慣をつけ、手当たり次第自分を変えるための本を読み漁った。
おかげで過去の自分と比べて、ずいぶん俯瞰的に物事を捉えられるように。
そして今でも自己を高めるための読書習慣などを続けている。
自分の性格を変えたければ、まずは習慣を変えること。
それが一番の近道だ。
おまけ。
ダンナさんが上下巻とも読み終え、わたしもそれに倣って読んでいる『ヒューマンカインド』。
人間の本質を追求した良書。