美しいものを『見る』のではなく。

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4月初め。

 

和泉市リサイクル環境公園では、チューリップが咲き誇っていた。

 

気温も高く、多数の人たちが来園。

 


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「きれーい。」

 

「みごと。」

 

「素晴らしい。」

 

あちらこちらで耳心地の良い言葉が飛び交っていた。

 

心理学や人間観察が大好きなので、つい、花よりも花を見ている人たちの表情やセリフに見入ってしまう。

 

公園内の空気が穏やかなのはきっと、花の美しさと来園する人々の安堵に包まれた言葉や表情による相乗効果がもたらしているからだろう。

 

邪気のない、未来や過去もない、ただそこにあるのは永遠という名の『いま』だけだった。

 

美しいものを見る、いや、『味わう』という行為が人間にとってどれだけ心や体にプラスの効果があるのか、ますます興味が湧いてくるひとコマ。