↑すこし前に話題になった本。
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接客業をしているため、『与える』ことと『搾取する』ことについて考えさせられる時間がたくさんある。
売る側も買う側も損得感情や利益だけでつくられる関係性などすぐに壊れてしまう。
お互いに『無い』が前提なので、常に欠乏感にさらされる。
そのために他人を蹴落としてでも、自分の利益を追求し続けるラットレースに陥ってしまう。
ふと思い出したことが、以前、わたしが子どもの勉強に有利な方法を友人に教えたことがあった。
その際、別の友人がそれを聞いてきたにも関わらず、「教えなーい。」と言ってその友人は口をつぐんでしまった。
自分たちだけが得をするためにとる行動は『循環』を止めてしまうことになる。
なので、新しい知識や情報も入って来ないだろう。
自己犠牲を払わず人に利益を与えるには、
・『無い』ものだけに視点を注ぐのではなく『ある』を前提に行動する。
・『損得』や『正誤』で判断するのではなく『好き・嫌い』で選んでいく。
・・・自分らしく生きていれば自然と与えられる人になれるのではないだろうか。