勤め先のブティックで、すっかり顔馴染みになった方々。
すこしでも時間を見つけては声を掛けに立ち寄ってくれたり、洋服を購入しようとしてくれたり。
いまや国民的支持を得ているファストファッション店で、おなじような素材、似たようなデザインが低価格で手に入る時代。
そんな中、自分なりのこだわりを求めてお店に足を運んでくれる方々に、この上ない喜びと感謝が湧き上がる。
お金を出せば、お金が一時的に減ることは当たり前だ。
だが、その人はそれ以上にお店側から信頼や感謝を得ることになる。
お金を動かせば動かすほど、目には見えないもの、徳や感情が大きく動く。
お店の繁栄は結局、宣伝力やデザイン、価格以前に『人と人とのつながり』において成り立っている。
おまけ。
淡路島のパーキングエリアにて。
夕日が水平線に静かに沈む。